
震災手形って知っておられますか?
1920年の東京証券取引所の株価暴落から3年後の1923年の
9月1日に関東大震災が起こります。
まさに弱り目に祟り目・・という感じで経済も大打撃を受けたことは
言うまでもありません
(某氏のように、この震災で儲けた人もいましたが・・)。
そして、震災手形の問題が出てきます。。
震災手形とは・・・
手形を数ヶ月前に振り出したはいいものの、震災で仕事ができなくなってしまい、手形を落とすお金が準備できない・・・。
そうすれば倒産する・・・。ピンチ・・。
この決済できない状態の手形を震災手形といいます。
その時に救いの手段として、1つとして出されたのがモラトリアム(支払猶予)です。
要するに、「支払(手形決済)を待ってやるよ」と言うことです。
ただ、銀行としては、それでは紙切れを持っているに過ぎないので
日本銀行に買い取ってもらうことにしたわけです(詳細は省きます)。
そもそも、この支払猶予特例の本来の目的は、震災を原因として
手形の決済ができないもの(会社)を救済することだったのですが・・・
実際のところは、震災とは全く無関係の手形までもが混入されてしまったのです。
そして、結局のところ、経営は行き詰まり既に死に体となっていた銀行や会社がこの震災の緊急措置を利用して、ゾンビのごとく延命をできたわけです。
こうして、「震災手形法」の乱用により、ゾンビ企業がこの後も延命され、さらなる不況へと深まっていきます。
これが1923年から25年です。
まるで、昭和初期のバブルの不始末により、失われた15年といわれる時代に非常に似ていますね・・・。
これもまた、70年後の1993年から95年頃に似ていますね。。