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保険の管理表をつくりましょう!

■ 内容を把握する、ということ

ある日の午後、とあるお客様から一本の電話が入りました。そのお客様は数ヶ月前に前担当者より引継ぎ、ご自身が経営されている会社で一度、保険の仕組みや保険金の受け取り方をご説明させていただいたことがあるだけ。それだけに、そのお客様のご家族とお会いしたことは無かったのですが、どうやらご家族に会うために自宅を訪問してほしいとのことでした。

なんだかよくわからないまま予定を調整し、お邪魔してみました。すると、そこには電動介護ベッドに横たわるご本人と、その周りを私にとって初対面の奥様、そしてお子様が取り囲んでおられました。

ベッドに横たわるお客様の、今にも消えそうな声が何とか私の耳に届きました。「実はあのとき、余命宣告を受けていたんです。自分が生きているうちに、私の家族に、今私が加入している保険で誰がいくら受け取れるのかを教えて安心させてやりたいんです。あなたとは一度しかお会いしていませんが、ほかに詳しい説明が出来そうな保険屋さんもいないので、私の前で説明してやってほしいんです。

じっくりお聞きしてみたところ、ガンの告知を受け余命宣告された後、気丈にもご自身で税理士や各専門家の先生に相談され、資産の整理や法的な手続きを進められたそうです。そんなさなか、たまたまお会いしたのが私だったそうです。

■ 保険金、誰が請求するの?

いろいろな手続きをされたといっても、生命保険はご自身が亡くなった後でなければ請求できません。そう、保険金請求の手続きをするのは、ご本人ではなく、遺されたご家族なのです。ご自身がいくら内容を理解し担当者が誰なのかを知っていたとしても、ご家族が知らなければ意味がありません。お客様の、奥様・お子様に対する深い愛情と思いやりに感動しながらも、私は淡々と説明を始めました。

「奥様には○○生命から終身保険が○○万円、長男の○○様には個人年金保険が○○万円・・・」 通常、付き合いなどで複数の保険会社と契約しているお客様が多く、保険会社の担当者としても自社の契約しか把握できておらず、残されるご家族が手続きをする上で大きな負担がかかるのは事実です。何の目的なのかを知らされずに訪問した私にこの説明が出来たのは、そのご家族が契約されているいろいろな会社の保険を、すべて管理する一覧表を用意していたからでした。


■ 連絡先はまとまってますか?

人が亡くなった後は、役所・銀行・保険・相続などのややこしい手続きに追われてしまい、遺されたご家族が悲しみに暮れる時間も無い場合があります。また、そもそも保険会社は受取人の連絡先を知りません。名前は登録していても、転居などの理由で住所が変わってしまったり、結婚や出産などで家族構成が変わることまで登録する制度がそもそも存在しないのです。したがって、せっかく保険金を残してあげようと思っていても、受取人が保険金を請求できることを知らなければ受け取れないということです。

家族への申し送りとして、どんな保険があって、どこに連絡したらよいかなどは常時まとめておきましょう。そして、常に契約内容を把握してくれて、いざという事が起こった時にしっかりサポートしてくれるプロを活用しましょう。

保険の管理表 表1

● 保険管理のポイント

加入している保険を把握するのにもっとも有用なのは、一家にひとつ総合した保険の一覧表をつくること。それを保険のプロに作ってもらい、そして管理してもらうことで、ご自分の生活に起こりやすい「万が一」にも電話一本で対処することが出来ます。

私たちは「保険の管理会社」として、そしてお客様にとっての「総合相談窓口」としての業務を大切にしています。「私の保険で何か請求できるものはあるの?」「こんな場合はどうしたら良いの?」など、いざという時の窓口として、どうぞご活用ください。